誰かの筆録と邂逅し、
心内に播かれた種子が、沈黙のうちに発芽する。
そこから、自身の「考耕行」がはじまる。
ある人は、自分の人生を一冊に綴り、
ある人は、土地に眠る記憶を記録し、
またある人は、
言葉に宿った感情の輪郭を残そうとした。
誰かの本と出会い、自分の心に、ひと粒のタネがそっと蒔かれる。やがて芽吹くのは、あなた自身の「考耕行」。
考えを、耕して、行動す。
ここには、忙しさや評価から少し距離を置いた言葉たちが並んでいます。時間がゆっくりとほどけていく中で、ページをめくる手は、次第に内側へと沈んでゆく。
速く読むための場所ではありません。
自分でも気づかなかった思考の底に、ふと降り立つ。そんな感覚と出会うための空間です。
本とは、文字を追うことではなく、
“考えながら耕す”ために存在するものかもしれない。わたしたちはそれを、「考耕行」と名づけました。
並んでいるのは、有名な本ではありません。
けれど、暮らしの中で生まれた一冊一冊に、静かに響く力があります。
あなたのペースで読み進めてください。
閉校になった小学校の図書室に、20年間に渡って日本各地から応募された自費出版本を一万冊以上集めました。
名前も知らない誰かの本に、夢中になる。それが、「考耕行」の本棚です。螺旋のような読書が、再び始まる場所。
■ 開館日 :開館カレンダー
(Instagramにてご案内)
■ 時 間 :10:00~17:00
■ 場 所 :ヴォーリズみらいビレッジ
旧近江兄弟社小学校 図書室内
■ 入場無料/一部書籍は購入可
本を作りたい。伝えたいことがある。
けれど、どうすれば…?という方のご相談も受けています。
ひとつの言葉に、立ち止まる。
読み進めていたページをめくる手が止まり、
ある一節に、思考が沈んでいく。
そんなふうに、読書が“耕す行為”になることがあります。
誰かの本を通して、自分の輪郭が見えてくる。
それまで曖昧だった思いが、形になって浮かびあがってくる。
「考えること」は、今を立ち止まって見つめること。
「耕すこと」は、さらに見えていなかった感情や記憶に光を当てること。
それらを急がず、整えず、
じぶんのペースでたどっていけるような空間が“考耕行”という名の空間です。
深く、潜ってください。
本に、ことばに、自分自身に。
そして、ほんの少しだけ違う視点で世界が見えたなら、その小さな芽を、どう育てていくか。
行動すること――。
きっと、それこそが「あなたの物語」のはじまりなのです。
あなたの「考耕行」が、ここから始まることを願って。
自費出版ライブラリー[考耕行]
〒523-0817 滋賀県近江八幡市浅小井町699
[公共交通機関ご利用の場合]
・JR近江八幡駅からバスと徒歩で約24分
(ヴォーリズ学園行の音羽でお降りください)
[車でお越しの場合]
・JR 近江八幡駅から約9分
・ラコリーナ近江八幡から約6分
・八幡堀から約7分
お迎え 近江八幡駅(南口イオン側)
お帰り 近江八幡駅(南口イオン側)
※希望者にはラコリーナ前・八幡堀の経由もあり